子供の頃

今日は2月とは思えない、風もなくポカポカ陽気でこんな日は縁側で日向ぼっこすると本当に気持ちがよかった。3月になると水が温み田んぼの水溜りではツボ(タニシ)がだんだん大きくなる。バケツを持って田んぼに入り、出来ている窪みの水溜りの、居そうな所を掘ると、ゴロゴロと大小でとれた。何日か水を替えて泥を吐かせ、きれいに洗い、味噌味の汁で煮る。雛祭りが近づくと田舎のご馳走はこのツボ(タニシ)。

それは、柔らかいけど歯ごたえもあり、サザエのソフトな感じだった。(当時はサザエなど食べたことはないから、大人になってから感じる事だけど。)東京の親戚が美味しい美味しいって沢山食べていたのを思い出す。

社会人になって、町の市場でタニシを売っていたので、懐かしくて買った事があった。

食べたら、硬いし、臭いし、とても食べられなかった。町ではこんなまずい物食べてるのかと・・・それ以来買った事は一度もない。

でも、今食べたらどうだろうか、久しぶりに食べてみたい気もする。

今は田舎でもツボ食べるって聞かないなあ。